【書き始められない人向け】ブログ記事の執筆方法入門編

大矢根 翼

新卒でカルソニックカンセイ株式会社(現:マレリ株式会社)に入社、法人営業を担当。2021年に退職後はフリーライターとしてEC業界からモータースポーツ、教育機関まで幅広い取材記事を約500本執筆。
執筆記事は多くが数年経過後も検索トップに残り続けている。
並行してSEOディレクション、求人媒体開発などにも従事した経験を活かし、株式会社ギルギルタウンに参画。
ウェブ施策を担当。データを活用したユーザーインサイトに基づくコンテンツ制作を得意とする。

こんにちは。
ギルギルタウンで開発や文字コンテンツ制作を担当している大矢根です。

文章なんて義務教育を経ている人なら誰でも書けるはずなのに、いざ記事を書こうと思うと脱稿までたどり着かない。
こんな経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。

僕も同僚に記事を書け書けとせっついているのですが、あまり原稿が出てきません。
さてはみんな僕と違って生産性の高い仕事で忙しいんだな?

おや?
あ!待ってください社長、僕の給料カットだけはご勘弁を!

テーマを立てよう

ブログ記事を書くにはテーマが必要です。
最初からテーマを与えられている人はスキップでOKです。

誰しもそんなに劇的な日々を送っているわけではないので、書くべきことが次から次へと起きるわけではありません。
でも絞れば出ます。現実は生絞りレモンサワーのレモンくらいは絞る余地があります。

「テーマが”降りて”こないよー」という方は以下の方法を試してみてください。

テクニック①雨ごい

五体投地でアイデアが降ってくることを祈りましょう。

運が良ければ記事の起承転結が降りてきて、気が付くと記事が上がっています。

この方法は哲学の世界で「無限の猿定理」と呼ばれています。

テクニック②おさんぽ

スマホを置いて家の周りを歩き回ってみましょう。

現実世界は意外とランダム性の高い事象まみれなので、「おや?」とか「は?」に混ざって「これは記録したい」と思うことに出会えます。

記録したいものに出会ったら、帰り道にその記録方法を考えながら情報として補完できる事柄を道中の景色から拾い集めましょう。

ちなみに僕は折り返し地点にしようと思っていたタイミングで猛烈な便意に襲われ、ウンコについてツイートしたら人生初の万バズを記録したことがあります。

テクニック③検索履歴を見る

検索履歴は困りごとや関心の宝庫です。

検索履歴を見ると自分が何に困り、どれくらい検索を繰り返して答えにたどり着いたのかが一目でわかります。

つまり、自分なりに発見や気づきがあった検索ワードと、その答えにたどり着くまでの過程に少しでも面白いものがあればそれが記事のテーマになります。

インターネットにはたくさんの人が繋がっているので、「自分だけの悩みかも」とか思わなくて大丈夫です。
良くも悪くも僕らは特別な人間ではありません。

見出しを作ろう

記事を書こうとしている人に僕がいつも伝えていることは、「見出しができれば記事は9割できている」です。

それでは見出しの作り方を見ていきましょう。

1記事1テーマ

基本的に記事の中で複数のテーマを扱うのは難しいだけでなく、読者を混乱させたり離脱させたりする原因になります。
ひとつの記事で複数のテーマを扱おうとすると、どこかに接続詞的なコンテンツが挟まることになるので強引さが生まれます。

たとえばチョコレートのおいしさの話とB29の生産技術の話を思いついているなら、2記事書くことをおすすめします。

どの記事から書けばいいか悩んだら、見出しを作ってみて一番面白くなりそうなやつから書いてみましょう。

強引に共感させよう

読者が読み進めるためには共感≒自分事化をフックにした関心が必要です。

なので、序盤の見出しと各見出し直下のリード文は共感を呼ぶことを重視すると吉です。

たとえば「宇宙食を開封するときの注意点」とか書いても誰も興味を持ちませんよね。宇宙飛行士じゃねえし。
でも、「宇宙空間で取引先を接待するときのマナー10選」とかの方が読んでみたくなりませんか?

その記事にはたぶん「料理を取り分けるときは浮遊させないこと」とか書いてあります。

このぐらい強引でいいので、「あなたが今よりちょっと豊かに生きるのに役立つよ!」というシグナルを発してみましょう。

屁理屈でいいから論理の形にしよう

記事の見出し構成は論理の体裁をとっておくと、読了率が上がります。

「そんなの当たり前だろ」と思うかもしれないのですが、「モンブランっておいしいよね」というシンプルな感情そのものに論理はありません。

モンブランのおいしさをテーマにするなら、

  • 秋になるとモンブランを見かけることが増えるよね
  • 食べてみたら思いのほかおいしかった
  • 調べたら栗の渋みが逆に甘さを引き立てているらしい
  • 渋いほどおいしいはずなので、栗を焼いてみた
  • こちら焼き栗でございます

このぐらい強引に論理の形にしておくと、読者がこの毒にも薬にもならないクソ記事をサクサク呼んでくれます。

論理の形が読者に親切なのは、論文などで何かについて論説するテンプレートに沿っているから。
慣れ親しんだ話の進み方に読者は安心感を覚えると同時に、記事の内容以外の余計なことを考えなくなります。

何かの行動を促そう

企業のオウンドメディアなどでは、自社の商品に誘導する記事であることが前提のため、記事の最後には「そこでわが社の商品をどうぞ!」ってやります。

一方でブログの場合は別に行動を誘発するインセンティブがないので、記事の着地点を見失いがちです。
そして下書きのままハードディスクの肥やしになった記事数知れず。

とはいえブログでも誰かに何かを促すことを着地点にしておくと、執筆がスムーズに進みます。

さっきのモンブランクソ記事を例にしてみましょう。

  • 秋になるとモンブランを見かけることが増えるよね
  • 食べてみたら思いのほかおいしかった
  • 調べたら栗の渋みが逆に甘さを引き立てているらしい
  • 渋いほどおいしいはずなので、栗を焼いてみた
  • こちら焼き栗でございます
  • みんなも栗を焼いてみよう←ここで着地

うん、一気に記事としてまとまり感が出ましたね。出ましたよね。出たんですよ。

また、記事にまとまりを出すだけでなく、誰かに何かを勧めることをゴールにすると記事を書く手に意思が宿ります。

スピってないです。

意思って案外あなどれなくて、「絶対読者に意味もなく栗を焼かせるんだ!」と思うと屁理屈に磨きがかかり、キャッチコピーが誰かに”深く”刺さるものになっていきます。

それでは皆さんもいい感じの見出しを作って、生成AIにその収益性が破壊されているブログライフをお楽しみください。