こんにちは。仕事以外でとことん頭を使うタイプの大矢根です。
今回は趣味で頭を使うと楽しさ倍増、一粒で三度おいしいという話をしようかと思います。
趣味の体系を理解するとゾクゾクする
僕の趣味は以下の通り。
貯金とかいう概念は都市伝説だと思っています。
- サバイバルゲーム
これまで約50本のエアガンを所有。サバゲーブログでサバゲー代を稼ぐ。 - クルマ
小学生時代に憧れたクルマを死に物狂いで維持。カートはレーサーと一緒に遊べるレベル。 - ブログ
1日1本書く。多分1000本くらい書いているし、趣味が高じて専業ライター時代も。 - スクーバダイビング
大学時代はダイビングサークルの部長。世界中の海で魚と戯れる。
僕がこんな感じで趣味にハマり倒してしまう背景には、趣味に触れると深く理解せずにはいられないという性分があります。
たとえばサバイバルゲーム。
エアガンで撃ち合う遊びなのですが、被弾する確率を最小化し、敵に当てる確率を最大化する体の使い方はある程度体系化されています。
バリケードの上から顔を出すと、再び隠れるときには重力加速度以下の速度でしか隠れられませんが、横から顔を出せば筋力の許す範囲で素早く戻れます。
こういう技術の積み重ねが強さの秘訣だったりするわけです。
で、「こういう技術」を探して計算したり、図を描いたり、模型でシミュレーションしたりしていると朝になっています。
趣味を消費するだけでなく、自分の中で解釈して再構築すると、技術や楽しみ方に深みが出てきます。
良い言い方をすれば「高める」行為、悪い言い方をすれば「沼にハマる」行為が僕は楽しくて仕方ありません。
特に世に出ていないテクニックを見つけたときなんて、ジョッキ満杯の脳汁が出る感覚で小躍りしてしまいます。
だから僕はどの趣味も極め尽くすことはないと思うし、容易に飽きられないという難儀な性格をしています。
仲間を引きずり込む足がかりになる
自分がどっぷりと趣味の沼に浸かったら、次は仲間を引きずり込む番です。
こんなに楽しいこと、自分だけでやっているより友達とやった方が楽しいですからね。
でも、友人に「カートって楽しいから一緒にやろうよ」と言ってもなかなか乗ってくれるものではありません。
だから僕は「5分くれ。レース観戦の”本当の楽しさ”を教えてやる」と言ってこんな解説をします。
サーキットでレース中のクルマには、大きく分けて2種類の走らせ方があります。
ひとつは1周のタイムが最も短くなる場所を通る「レコードライン」、もうひとつはライバルが追い抜くスペースを潰す「ブロックライン」です。
先行するクルマはずっと「レコードライン」を走っていたいけれども、後ろのライバルに追い抜かれたくないから仕方なく「ブロックライン」を走ります。
しかし、「ブロックライン」にはカーブ後の直線速度が遅くなってしまうというデメリットがあります。
だから後ろの人は追い抜きを仕掛けるように見せかけて先行車に「ブロックライン」を走らせ、自分は「レコードライン」を通って直線で追い抜くという選択肢があります。
先行車は後続が何をしてくるか先読みする必要があります。
つまり、レースは心理戦で、ライバルに望まない行動を強いることが自分の利益になる対戦型スポーツなんです。
この続きを語ろうと思えばあと10万文字くらい語れるのですが、
いかがでしょうか。
レースやってみたくなってきませんか?
趣味の楽しさを100個挙げるより、趣味の真髄を体系的に語って、「それを実践できる場所はここです」と提示される方がやってみたくなりませんか?
僕はこうして多くの趣味にはめられ、多くの人を自分の趣味に引きずり込んできました。
ぜひ皆さんにも趣味の沼に沈んでいく快感を知ってほしいです。



