僕の不要なこだわり【ムダに消耗するぜ】

大矢根 翼

新卒でカルソニックカンセイ株式会社(現:マレリ株式会社)に入社、法人営業を担当。2021年に退職後はフリーライターとしてEC業界からモータースポーツ、教育機関まで幅広い取材記事を約500本執筆。
執筆記事は多くが数年経過後も検索トップに残り続けている。
並行してSEOディレクション、求人媒体開発などにも従事した経験を活かし、株式会社ギルギルタウンに参画。
ウェブ施策を担当。データを活用したユーザーインサイトに基づくコンテンツ制作を得意とする。

こんにちは。
高校時代に適職診断から「クリエイティブ職」と言われた奴は全員社会不適合者だと思っている大矢根です。

今回は共感を得づらいこだわりを開陳していこうと思います。
広いインターネットの誰かに通じると願いながら。

「コスパ」を突き詰めたらゴミ拾いにたどり着くじゃん

「コストパフォーマンス」略して「コスパ」という言葉が社会に浸透してなんやかんや15年くらい経った気がします。
価格ドットコムの登場あたりがその節目だったんじゃないでしょうか。
「コスパ」から派生して「タイパ」とかも出てきていますし、パソコン界隈には熱効率を指す「ワッパ」という言葉もあります。

「コスパ」って恒等式で表したら”コスパ=性能÷価格”じゃないですか。
ということは当たり前ですが、価格がゼロに近づくほどコスパは大きくなりますよね。

じゃあコストゼロならコスパ最強じゃん。

廃品回収にお金がかかることからもゴミの価値はマイナスだから、ゴミ拾いはコスパ最強行動?

「落穂拾い(ミレー・1857年)」は価格ドットコムの先駆けだった?

コストパフォーマンスを追いかければ”こういう”結論に達してしまうのですが、たぶん皆さんの思い浮かべるコスパってAnkerのモバイルバッテリーとか、アイリスオーヤマの家電とかだと思います。

Ankerとかアイリスオーヤマがゴミと決定的に違う部分は、多くの人の生活にフィットしている点でしょう。
「家電量販店のモバイルバッテリーたっけえなあ」とか「いっときの一人暮らしだからダイソンの掃除機はいらないんだけどなあ」とか、そういう需要にしっかり応えているから多くの人がAnkerとかアイリスオーヤマを支持するワケです。

だから僕らはもっと「自分にフィットするか」という軸で商品を選ぶべきだと思っています。

僕にフィットするパソコンを選び続けた結果、僕の自作PCはタバコの箱でファンを支えるドンガラなゲテモノに成り下がりました(写真など載せられたものではない)。

それは「ターボ」じゃなくない?

何かを加速させるという意味で、日々「ターボ」という言葉が使われています。

手元のドライヤーのモードが「COOL/LOW/HIGH/TURBO」でした。

ここで自動車オタクの僕は「オイオイオイオイオイー!」と銀魂みたいなツッコミをしたくなります。

ターボとは、排気によってタービンを回し、吸気側に高圧な空気を送り込むことでエンジン回転を高める機構です。
その印象とは裏腹に、ターボには燃費向上の効果があります。
小さなエンジンで大きな出力を出せるターボはエンジンの小型化・軽量化に役立つため、欧米を中心として最近では「ダウンサイジングターボ」という小排気量エンジンにターボを組み合わせた車種が増えています。
小排気量エンジンは非力ですが軽量です。
その出力をエンジンよりは軽いターボによって補ってあげれば、軽いクルマで高速道路もスイスイ走れるというわけです。
2010年代からは1300ccクラスのエンジンにターボを組み合わせたSUVが大量に投入されていた印象があります。
また、ターボはエンジンブロックから独立した機構のため、比較的容易な改造で出力を一気に高められるという特徴も。
ターボによる吸気圧への耐性が高く、エンジン自体の素性が良かったために伝説的なチューニングベースのエンジンになったモデルはスカイラインGT-R R32~R34型に搭載された「RB26 DETT」や80型スープラRZなどに搭載された「2JZ-GTE」など。
ラリー用途のエンジンではランサーエボリューションなどに搭載された「4G63」やスバル伝統の水平対向2リッターエンジン「EJ20」が有名ですよね。
ターボの面白いところはエンジン回転数が一定のところから「ドカン」と来る加速フィールで、僕の愛車GDB-Dなんて5000回転くらいから戦闘機みたいな音を出して加速します。
音も捨てがたい魅力です。
2JZが減速時に放つ「トュトュトュトュトュ」というバックタービン音を聞けば心はJGTC時代にタイムスリップ。
カストロールカラーのスープラがSUGOの馬の背に向かってブレーキングしていく様子が目の前に浮かびます。

ここまで一呼吸で言い終えて満足したので次にいきましょう。

出張用ガジェットの探求

僕は出張時に家と同じような作業環境を構築できるガジェットを持ち運びたくて仕方ありません。
出張している時間よりも出張時に使うガジェットを調べている時間の方が長いんじゃないかと思うレベルです。

そのためにこだわるは見えない部分の小型化と軽量化。
ACアダプターをUSB-Cの小型65WモデルにするためにPCをUSB-C給電モデルにして、各種ケーブルやイヤホンはかさばるからリールタイプを採用。マウスも折りたたみ可能なモデルを選んで、PC以外はちいちゃい化粧ポーチに収まるようにしています。

ここまでしてやることは新幹線内でのTwitter。

「もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、Twitter如きで普段使わないノーパソ開いてんじゃねーよ、ボケが。
Twitterだよ、Twitter。」

脳内の新爆氏が僕を罵倒していきますが、構わずネタツイの断片をインターネットに放流します。

ペーパーレスに中指を、A3用紙に花束を

ペーパーレスがエラいことであるかのように、エコなことであるかのように喧伝されて久しいですが、一介の手段をあんまりチヤホヤすると調子に乗ってすぐSaaSになりますよ?

ほら、「スマートなんちゃら」とかいうSaaSになっちゃった。あーあ。

僕は人類の少ないワーキングメモリを効率よく使うという文脈でペーパーレスをあまり好ましく思っていません。

だってfigmaとかmiroよりもデカい紙に書いた方が頭の中にある情報を直感的に整理できませんか?(それはそれとして設計などでキャンバス系SaaSには大変お世話になっている)

そんなとき、僕が大好きな媒体はA3用紙。
ちょっといい家庭用プリンターでも簡単にエクセル資料とかワイヤーフレームを印刷してガリガリと書きなぐれます。

書きなぐっていると「あ、そっか」とポンコツ頭にひらめき風の”当然な理解”が降りてくるのです。
この、”当然の理解”を得るまでの平均リードタイムが媒体を選ぶ理由だと思います。

なのに、一部の企業では総務のKPIにペーパーレス率が掲げられているとも聞きました。

手段と目的が逆転しているし、紙をなくして喜ぶ人なんてシュレッダーのゴミ出しが面倒だった若手ぐらいでしょ。

だから僕はこれからどんだけ反対にあっても、この会社でペーパーレスなんて推進しませんよ。