最もピュアな会社であるために

祇園 涼介

新卒で大手総合商社に入社。退職後、国産ジーンズブランドRockwell Japanを創業。ゼロからのブランド運営で培った発信力と経験を活かし、知られていない企業の魅力発掘と認知度向上に貢献するため当社を共同創業。
ABEMA TV「ABEMA NEWS」、テレビ朝日「激レアさんを連れてきた」、日本テレビ「スッキリ」オープニング出演などその他多数メディア掲載・出演。

ギルギルタウンは、
最もピュアな会社を目指している。

それは、
世の中を知らないままでいたい、という話ではない。
理想論だけで突っ走りたい、ということでもない。

むしろ、その逆だ。

現実を知ったうえで、それでもなお、理想を変えず、妥協しない。
「そういうもんだから」という言葉で、片付けようとしない。

そういう意味での、ピュアさだ。

ピュアという言葉の違和感

「ピュアだよね」という言葉は、ときどき不思議な使われ方をする。それは褒め言葉のようでいて、実はどこかで線を引く言葉でもある。

たとえば、新しく入ってきたメンバーが、
「それって本当にこのやり方でいいんですか?もっと良くできる方法がある気がします」
そんなことを真っ直ぐに言ったとき。

周囲の誰かが、少し笑いながらこう言う。
「いや〜、ピュアだね」

その場の空気は和む。
でもその一言で、その問いは“現実を知らない意見”として片付けられる。

「そのうち分かるよ」
「社会ってそういうもんだから」
「うちではそれ通用しないんだわ」

そう言われる側は、あたかも“通過点にいる存在”のように扱われる。
まるで、自分たちはもうその理想を一度は考え、そして手放した“経験者”なのだと言わんばかりに。

ピュアは、最も難しい態度だ

私の持論はこうだ。

ピュアでい続けることは、
擦れていくことより、よっぽど知識も経験も必要で、難しい。

なぜなら、
ピュアでいようとすればするほど、現実との矛盾から逃げられないからだ。

自分の中で大切にしている考えや信念は、現実世界に出れば、ほとんどの場合うまくいかない。理想は、いとも簡単に壊される。

ピュアの反対は、
汚れでも、擦れでもない。

諦めだ。

「ま、そういうもんでしょ」
「それはどうしようもない」
「それが社会だから」

こうした言葉は、現実を知っている証拠のように聞こえる。けれど実際には、目の前の事実について、どうにかすることをやめたサインでもある。理想に対する矛盾を考え続けることをやめて、目の前の事柄に自分を納得させる態度だ。

理屈を壊して、組み直す

通用しなかったら、自分の中で組み上げてきた理屈を壊す。
その場に合わなければ、組み替える。
どうしようもない矛盾に気がついてしまっても、守りたいものがあるのならまた別の回路で整合性を取り直す。

そのときに大切なのは、
長い文章や長い話、時間をかけて積み上げられた何かを、
安易に短い言葉で要さないことだと思う。

平たくいうとこうで、まとめて言うとこう。つまりは・・・

こうやって分かった気になって、簡単な言葉に置き換えてしまった瞬間、その過程でたくさんの情報がこぼれ落ちる。それではこの矛盾の壁は越えられない。どうにか自分の言葉で表現して、それでもこぼれ落ちたものは、また別の言葉で定義し直す。

面倒なことを、面倒なまま扱う。
これをしないと理想なんてのはすぐに消えてしまうものだと思う。

”ピュアでいる”とは、
この面倒でしんどい工程を、省略しないという態度のことだ。

ギルギルタウンで働く人

だから、うちの会社では
ピュアであろうとする人と、一緒に働きたい。

最初から答えを知っている人である必要はないし、
要領よく立ち回れる人でなくていい。

でも、自分の中にある理想を思い描き、共に追いかけられる人がいい。

自分の中の大切なものが壊れそうになったとき、
一度立ち止まり、もう一度考え直せる人がいい。

最も難しい選択を、選び続ける

ピュアでいることは、楽ではない。時間もかかるし、回り道も多い。

それでも、理想と現実の整合性をとり続けることをやめない。
諦めずに、壊して、組み直し続ける。

最もピュアであることを、
最も難しい選択として選び続ける会社でありたい。